〈開催期間〉2014.10.18 ~ 2014.12.21
撮影:槇野尚一
「働き方」と「生き方」にかかわる問題は、どの世代にも共通する悩みの一つかもしれません。ここに、一人の作家をご紹介します。小学生で寺院の<僧侶>となるべく修行に入り、その後<薬の行商>や<役所勤め>、<労働者の監督>や<出版・編集業>、<代用教員>や<洋服の訪問販売>など、多種多様な職業に就いた、水上勉さんです。 水上さんは、自身の職業遍歴を『働くことと生きること』(東京書籍、1982年)という本にまとめました。天職とはなにか? 様々な仕事をとおして、どのように人は幸せになれるのか? を問い続けたのです。そして、次の時代を担う人々に向けて、このように結んでいます。 「私のような、挫折ばかりしてきた男の暦も、あるいは、小さな標になるかもしれない。何かの足しになれば幸運である」 本展では約400点の品々を展示し、水上さんからのメッセージをお届けします。 観覧料 一般:700(560)円 高校・大学生、65歳以上:500(400)円 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金・アーツカード割引料金 ※障害者手帳をお持ちの方は、展覧会入場料が半額になります。また、介添え者(1名まで)は無料です。なお、障害者手帳をお持ちの方で大学生以下は無料になります。 ※10月24日(金)は65歳以上の方は無料 ◎土曜・日曜・祝日は、中学生以下無料となります