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理事長ご挨拶


公益財団法人せたがや文化財団
理事長 青柳 正規

公益財団法人せたがや文化財団
理事長 青柳 正規

 第二次世界大戦後のわが国の発展が人口の増加とほぼ軌を一にしていたことを考えると、現在の少子高齢化はその逆の傾向を示しているのかもしれません。そのことは定量的社会を象徴する経済にもっとも顕著にあらわれると思われるので、定性的社会の象徴である文化芸術の充実と普及は日本社会にとってこれまで以上に重要な役割を発揮していくのではないでしょうか。

 文化芸術に触れ、その活動に参加することは、人々の創造力を刺激し、育み、豊かな人間性を涵養します。文化芸術活動の高まりは、充足感と人々への思いやりや相互理解を深め、多様性や包摂性のある地域社会の形成につながると考えます。

 世田谷区内には、文化芸術にかかわる施設が数多くあります。なかでも、緑溢れる都立砧公園内の世田谷美術館と3か所の分館、文豪が眠る都立芦花公園ちかくにある世田谷文学館、それに三軒茶屋のキャロットタワーに大小2つの劇場と生活工房、せたがや国際交流センターなどを持つ世田谷文化生活情報センターは、区民をはじめとする多くの方々に親しんでいただきたい施設です。

 これらの施設を世田谷区から受託し管理運営する当財団は、美術、文学、舞台芸術、生活デザイン、音楽、そして国際交流の6つの領域を中心とするさまざまなプログラムによって、幅広い年代の区民をはじめとする皆様に、施設のなかで、また身近な日常の中でさまざまな文化芸術を体験して頂こうと工夫をこらしております。

 地域社会は、少子高齢化やグローバル化の進展、多文化社会の到来などかつてないほどの変化のなかにあり、行く手には不透明感がただよっています。文化芸術は、この様なときだからこそ、人々をつなぎ、地域社会を活性化していくものとしてその力を発揮していかねばなりませんし、発揮できるものと信じています。

 当財団は、持続可能で健全な社会の形成に寄与し、次世代が希望に満ちた地域社会に住むことを誇りに思うことができるよう努力して参ります。